14年ぶりのフルモデルチェンジをした新型ランドクルーザーが2021年8月2日(月)に発売開始しました。新型ランドクルーザー300系では、3.5リッターガソリンツインターボと3.3リッターディーゼルツインターボをランナップ。ガソリンモデルで5グレード、ディーゼルモデルで2グレードを展開し、ダカールラリー参戦の経験から開発された「GR SPORT」も両モデルにラインナップされています。
メーカー希望小売価格は5,100,000円~8,000,000円(消費税込み)となっており、耐久性や悪路走破性といった「ランクル」の伝統を受け継ぎながらも、環境性能の向上や盗難防止の新機能が加わっています。
この記事では新型ランクル300のスペックや、これまでから進化した点などを紹介していきます。
ランドクルーザーとは?

トヨタ自動車が1951年から製造、販売している本格クロスカントリー車です。その魅力は何と言っても非常に高い悪路走破性能です。ボディサイズや重量などのバランスなども、悪路を走行するために設計されており、ランドクルーザーで走れない道であればどんな車でも走れないと言われるほど高い走破性能を誇ります。
そのため多くの国で信頼性、耐久性、悪路走破性が認められており、「どこへでも行き、生きて帰ってこられる車」とも言われており、世界170の国と地域で累計約1040万台、年間30万台以上ランドクルーザーが販売されています。
新型ランドクルーザー300系の実力は?

14年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型ランドクルーザー300系。新型300系はどのように進化したのでしょうか?旧モデルの200系との違いなどと合わせて徹底比較します。
エクステリア
ボディ全体のプロポーションなどは200系からのキープコンセプトですが、フロントグリルはさらに拡大され、グリル横方向のバー、リアコンビネーションランプ、ホイールアーチ形状などで水平基調となっています。

走行性能
伝統のラダーフレーム構造をTNGAに基づく「GA-Fプラットフォーム」へ刷新。高剛性(従来型比+20%)かつ軽量なフレームとし、衝突安全性能、静粛性、そして走りの質が向上しています。ボディも、高張力鋼板の採用拡大やボンネット、ルーフ、全ドアパネルをアルミニウム化。また、パワートレーンの搭載位置を車両後方に70mm、下方に28mm移動したことで、約200kgの大幅な軽量化、低重心化、前後重量配分を改善することに成功しています。
装備
セキュリティ
トヨタ車で初となる指紋認証スタートスイッチを採用しています。
スタートスイッチ中央に指紋センサーがあり、スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチ上の指紋センサーにタッチすると、車両に登録された指紋情報と照合、指紋情報が一致しなければエンジンが始動しない機構となっています。[GXオプション]

ランドクルーザーは最も盗難に遭いやすいクルマ。近年社会問題となっている車両盗難の防止に貢献する装備です。
安全装備
「Toyota Safety Sense」を採用。プリクラッシュセーフティに、歩行者の検知機能、緊急時操舵支援機能を追加。パーキングサポートブレーキ(前後方静止物、後方接近車両、後方歩行者)を採用しています。
インテリア

操作性を追求し、機能美あふれるインテリアへと大きく進化を遂げています。インパネ上部を水平基調にすることで、過酷な路面変化の中でも車両姿勢を把握しやすい形状になっています。各種スイッチ類は、走行・駆動系、オーディオ系、空調系など機能ごとに集約して配置することで、悪路走行時でも直感的な操作ができるようにレイアウトされています。
気になる価格は?
気になるラインナップと価格は下記となります。
【ガソリンモデル】
ZX:730万
VX:630万
AX:550万
GX:510万
GR SPORT:770万
【ディーゼルモデル】
ZX:760万
GR SPORT:800万
チェックポイント
日本国内では予約の段階で注文が相次ぎ、年間計画台数(5,000台)の3.6倍となる18,000台の受注を記録。公式サイトには納期1年以上の告知がされており、一説には納車は5年待ちになるとの見方もあります。
まとめ
いかがでしたか? 14年ぶりのフルモデルチェンジをした新型ランドクルーザー300系を解説してきましたが、このスペック・装備で500万円台~は非常にお買い得な車両です!世界中に多くのファンがおり、そのファンも納得の仕上がりとなっているのではないでしょうか?
オフロード性能が高いため、街乗りなどではそのパワーを持て余すことや、盗難リスクが非常に高い点などありますが、十分に魅力的な車でしょう。気になる方はぜひトヨタのお店に!
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