5月25日、ホンダは全国のホンダカーズで新たな月額定額金融商品「楽らくまるごとプラン(略称:楽まる)」の取扱いを開始したと発表しました。車両代に加え、契約期間中のメンテナンス、延長保証、税金、自動車保険(任意加入)が全て月額料金に含まれるオールインワンの商品となっているようです。早速詳しい内容をチェックしていきましょう。
個人向けオールインワンサービス「楽まる」
好きな車種(新車)を月額定額で使用できる金融商品
「楽まる」は、好きな車種(新車)を月額定額で使用できる金融商品となります。車両代に加え、契約期間中のメンテナンス、延長保証、税金、自動車保険(任意加入)が全て月額料金に含まれるオールインワンの商品となっています。
契約期間は、3年・5年・7年より選ぶことができ、契約期間中の中途解約や買取も可能となっております。月間走行距離は、1,000kmコース/1,500kmコースを用意。対象車種はホンダの四輪新車。
契約期間中の中途解約による乗り換えや買取が可能で、ニーズに合わせて気軽に利用できる点が嬉しいポイントですね。
楽まるのメリット
楽まるのメリットは以下の通りとなります。
- 利用中の追加の費用負担が発生しにくい
- 頭金0円で新車に乗れる
- 残価保証+30万円分の免責があるので返却も安心
1.利用中の追加の費用負担が発生しにくい
楽まるには充実した内容のメンテナンス費用も月額料金に含まれています。オイル交換や、バッテリー交換はもちろん、タイヤ交換やブレーキパッド交換まで含まれているため、利用料金以外の費用負担が発生しにくくなっています。

また、通常は新車購入時から一般保証は3年、特別保証は5年で切れますが、5年以上のプランを契約した場合はメーカー保証と同等の保証が追加費用無しで延長されるのも安心できるポイントです。
2.頭金0円で新車に乗れる
楽まるは頭金0円で利用することができ、まとまった購入資金がない人でも利用しやすくなっています。もちろん、頭金を入れたりボーナス払いを併用することで月々の支払金額を安くすることも可能です。
自分に合った支払プランが選択できるのはメリットとなるでしょう。
3.残価保証+30万円分の免責があるので返却も安心
楽まるには残価保証が設定されており、もしも車の市場価格が下がったとしても、契約満了時の車両価格は保証されています。その為、相場の変動リスクを気にすることなくサブスクを利用できます。
また、それとは別に300点=30万円分の免責があり、返却時に内外装の減点が300点以内であれば多少の外装の傷やヘコミ、内装の汚れなどがあっても追加費用が発生する心配はありません。
ただし、大きな傷やヘコミがあった場合などは、300点以上の減点が発生する可能性もあるため、注意する必要があります。
楽まるのデメリット
楽まるのデメリットは以下の通りとなります。
- 法人または個人事業主は対象外
- メンテナンスプラン無しは選択不可
- 中途解約が実質不可
1.法人または個人事業主は対象外
楽まるは対象が個人契約のみとなっており、 法人または個人事業主は対象外。
他社のサブスクでは法人や個人事業主も利用できる場合が多く、そうした人は他社でのサブスク利用を検討した方が良いかもしれません。
2.メンテナンスプラン無しは選択不可
楽まるにはメンテナンス費用が料金に含まれており、オプション扱いになっていることが多い他社のサブスクとは違い、メンテプランを外すことができません。
車のメンテナンスが自分でできるという人にはデメリットとなるでしょう。
3.中途解約が実質不可
公式HPには「乗り換え可能」という表記がありますが、「中途解約金の精算は別途必要」という表記に要注意です。
- 中途解約金とは
- 中途解約金=解約時点での残期間分の利用料
例:5年契約の3年満了時に解約した場合
(5×12ヶ月)-(3×12ヶ月)=24ヶ月分の解約金が発生
月30,000円の利用料だった場合は、30,000円×24ヶ月分=720,000円
乗り換えをするのに720,000円の手数料がかかるというのは、実質解約不可と言っても過言ではありません。トヨタのKINTOが半年に1回低価格で乗り換えのタイミングがあることと比較すると、楽まるは気軽に乗り換えることはできません。
対象車種や価格は?
対象車両は?
対象車両は、N-BOX、フリード(ミニバン)、ヴェゼル(SUV)、アコード(セダン)、CIVIC(コンパクト)など、一部を除くホンダの新車15車種がラインナップされております。
車種や仕様、契約期間などに応じて月額料金が変わる仕組みです。
価格は?
N-BOX EX〈FF〉

FREED HYBRID G・Honda SENSING〈FF〉

VEZEL e:HEV Z〈FF〉

ACCORD EX〈FF〉

まとめ
月の支払い額を抑えられ、支払金額も一定でわかりやすいことから「残価設定型クレジット(ローン)」で買う方が非常に増えております。各メーカー様々な工夫を凝らし、車の買いやすい環境整備を進めております。
また、カーシェアサービス等の普及とともに「クルマを所有する」から「クルマを借りる」といった新しい利用の方法もグッと広がってきています。
色々な選択肢の中からその人に合ったクルマとの付き合い方で、素敵なカーライフが過ごせることは何だかとても嬉しいですね。
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